【マルセイユ観光】 CityPassはお得?(検証)

メトロ・バス・トラム72時間乗り放題に加え、博物館・美術館、イフ島あるいはフリウル島への船、プチ・トラン、各種お店での割引がセットになったシティ・パス(CITY PASS)。

交通機関乗り放題のみの72時間パス Pass XL 72 heures を購入して他のサービス利用料金を1つ1つ支払う場合と比較して、どちらがお得か検討したいと思います。24時間、48時間、72時間のものがありますが、72時間のシティ・パスで比較したいと思います。

1. 個別に購入した場合とシティ・パスの比較

(2019年現在のデータ)

サービス内容個別購入(€)シティ・パスシティ・パス利用に関する備考補足
72時間メトロ・バス・トラム乗り放題10,80*含む1
イフ島(船往復+入場料)10+6含む島内およびイフ城への入場料6€も含まれる。フリウル島往復やColorBüs(乗降自由な観光バス)に使うこともできる。2
MuCem9,50含むMuCem以外の博物館・美術館も全てパス提示により無料で入場できる3
プチ・トラン含むノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院行きか、テラス・デュ・ポール行きの2種類あり、どちらか1つ。4
マルセイユ石鹸2含む「サン・ヴィクトール石鹸」という店で無料でもらえる。
ショッピング割引-x使えるお店は後述。5
合計46,30€43€ – xシティ・パスは小人料金もあり(26€)

* 72時間XLパスの値段

2. 補足

2-1. フェリーボート

マルセイユ 市庁舎前と、旧港を挟んで向かいのケ・ド・リヴ・ヌーヴを結ぶ船「フェリーボートFerry Boat」が年中無休で運行しており、XLパス(24時間・72時間)でもCityPass(24時間・48時間・72時間)でも乗船できます。

283メートルという世界で最短距離の航路を、10分おきに往復します。上記パスを保持していなくても0,50€ (50セント) で乗船できます

5月1日を除く毎日運行。7h30〜20h30。

北のエスタックや南のポワント・ルージュ/レ・グード行き(夏季のみ)の「ラナヴェットLanavette」という船もありますが、こちらの方はXLパスでもシティパスでも乗船不可です。片道5€で、1時間30分以内ならバス・メトロ・トラムに乗換え可能。

2-2. カラーバスColorBüs

シティ・パス購入の場合、イフ島行き、フリウル島行き、カラーバスの3つのどれかを選択します。イフ等は是非行きたい所ですが、天候不良の場合船がストップしてしまうことも皆無ではないので、カラーバスがどのようなものか紹介しておきたいと思います。

観光地によくある、観光スポットを周遊するダブルデッキ観光バス(上部はオープンエア)で、一日中 自由に乗り降りできます。

乗り場はプチ・トランと同様、港に向かって右側、マルセイユ 市庁舎を過ぎてすぐ。行路はこのサイトで確認できます。

運行頻度:10時〜13時は20〜30分おき、13時〜17時は30〜45分おき。
料金:以下の通り。

 
両ライン
レッド・ライン
ブルー・ライン
大人
24
19
15
小人(4-13)
8
幼児(0-3)
無料
MuCem入場料を含むセット券
24
20

料金は最初に乗る時に現金で支払います。カラーバス運行会社に行けばカード支払いも可。

観光局のサイトでも販売しています(日付を指定して前もって予約できるので、利用するならこれが一番便利かも)。

両ラインで使える1枚24€(小人8€)の券は連続する2日間使えるということでかなりお得です。それならイフ島観光と合わせて3日間過ごすという選択肢も出てきます。シティパスを購入せずに。2日間観光スポットを自由に廻れるので72時間XLも不要。であれば24€+(10+5,5)=39,50€になります(サンシャルル駅とホテル間の移動は別途)。

市内バスのルートを調べる手間バス停を探す手間が省けるというのが最大のメリットでしょうか。また車内でいくつかの言語で観光スポットの説明を聞くことができ日本語の説明もあるので便利。


2-3. 美術館・博物館

シティパスでは、マルセイユ の全ての美術館・博物館で入場無料になります。グリニャン通りのカンティーニ美術館や、ロンシャン宮の一翼を形成するマルセイユ 美術館(お勧め)にもパス提示のみで入れる訳です。

料金:大人9,50€、25歳以下5€。
未成年(17歳以下)を含む場合は家族全体で14€(大人2名、未成年5人まで)。

オーディオ・ガイド(仏、英、西、独、伊の5言語):3,50€。


2-4. プチ・トラン 〜 ノートルダム寺院行き

乗り場は、港に向かって右側、マルセイユ市庁舎の前。

シーズン午前の運行午後の運行運行頻度
ハイシーズン4月〜10月半ば10:00 - 12:2013:40-18:2020分おき
ミドルシーズン10月半ば〜11月10:00 - 12:2013:40-17:2020分おき
ローシーズン12月〜3月10:00 - 12:0014:00-16:0040分おき

*ローシーズン中のみ、利用客の多寡に応じ1時間半おきの場合もあり。

海岸線を走り、小さな港町ヴァロン・デゾッフValon des Auffesを通ってから、ノートルダム寺院に到着、見学後ヴィユ・ポールに戻ってくるルート(お勧め)と、パニエ地区、サン・ローラン教会やマジョール大聖堂を通ってショッピング・センター「テラス・デュ・ポール」に行くルートがあります。

料金:大人8€、小人(3−11歳)4€。


2-5. ショッピングの割引

シティ・パス提示により、以下の店舗で10%の割引が受けられます(主だったものを抜粋)。

観光局内のブティック、ギャラリー・ラファイエット(ショッピング・センター「サントル・ブルス」内)、プランタン(ショッピング・センター「テラス・デュ・ポール」内)、ロクシタン、フラゴナール

(La boutique de l’Office de Tourisme, Galeries Lafayette, l’Occitane, le Comptoir du Panier, boutique Durance,  Marseille en Vacances, la Grande Savonnerie, Fragonard, Made in Mediterranée, au Printemps Terrasses du Port, Torréfaction Noailles, confiserie Dromel Ainé, l’Escale)

3. 結論

さて、72時間XLパスかシティ・パスか。

数字だけ見ると、結局は同じような値段なのでどちらでもいいや、と思うかもしれません。人により優先度が異なると思うので、下記の記載を元に自分にあった券を求めるのが良いかと思います。

エコノミー派は72時間パスで充分。
・ノートルダム寺院へはプチ・トランでなくても普通のバスで行ける
・ショッピングも特に考えていない
・ イフ島にも行かなくていい
→ XL72時間パス=10,80€

4〜10月にマルセイユ を訪れるなら、イフ島+(10+6)€, フリウル島+10€、カランク巡り+23€のいずれかに行くことを強くお勧め。せめてラナヴェットでポワントルージュ(ビーチ)に行くと良いかも+5€(片道)。


観光バスで効率よく周りたい人はカラーバス。
・市バスだと現地の老人を差しおいて座席に座るのに罪悪感を感じる(特にノートルダム寺院行き)
・観光バスで観光客同士 早い者勝ちで余計な気兼ねは不要
・市内の公共交通機関の乗り放題は不要
・イフ島には行きたい
→ カラーバス2日+イフ島観光=38€


マルセイユを100%楽しもうという人はシティ・パス。
・市バス・オープンデッキ・バスではなくてプチ・トランでノートルダム寺院に行きたい
・イフ島かフリウル島には絶対行きたい
・現地の人達と同じ交通機関で移動したい
・MuCem以外にもロンシャン宮にある美術館やサントル・ブルスに隣接したマルセイユ 博物館にもいきたい(全ての美術館・博物館が無料)
・デパートでのショッピングも楽しみの1つ
→ シティパス=43€

またお子様連れの場合も、小人料金のあるシティ・パスがお得になります。

イフ等やフリウル島行きの船、プチ・トランに乗る際には切符売り場でパスを提示チケットを入手する必要があります(面倒ですが、こうしないと何度も乗れてしまうからでしょうね)。

72時間(3日間)のパスで比較しましたが、XLパス、シティパス共に24時間のものもあるので、マルセイユ観光に1日しか割くことができない場合はこれが便利かもしれません。

あとXLパスもシティパスも使えないのですが、旧港ヴィユ・ポールから出ているカランク巡りもお勧めです。料金の目安としては、大人28€、小人(4〜12歳)24€。


マルセイユでの滞在先はお決まりですか?マルセイユを徹底的に観光するなら旧港(ヴィユ・ポール)周辺、マルセイユを拠点にエクサンプロバンスやアルル、ニームへの日帰り旅行を予定しているならサンシャルル駅周辺が便利です。



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