ホクロを自宅で除去する方法 〜 ホクロの悩みはこれで一気に解決

ホクロの1つや2つ、どうってことないじゃんと以前は思っていました。でも日光を浴びることが好きで、旅行のデスティネーションも陽光がふんだんに注ぐような場所を選び、ビーチでもカフェテラスでも日光浴、というような生活スタイルを続けている内に…。

いつの間にか顔にも体にもたくさんのホクロができていました。おまけに目尻には半円を描いて4つのホクロ、鼻翼には3つのホクロが一直線、等間隔に並んでいるという。点在しているならまだしも、幾何学状にホクロができているのに気がついた時は参りました。傍目から見てなんだコイツと思われること間違いなし。

どうにかしなければと本気で解決方法を調べていると、シミやホクロについては悩んでいる日本人が多いことに気がつきました。美容外科で手術するのが王道でリスクも少ないのですが、ホクロ一つ除去するのに5500円ほどもするようです。10個で5万5000円ですね!多くの人は自宅で治せる方法を模索しています。

で、ほとんど全てのホクロを自分で除去した今となっては、顔にホクロがある人を見る度なんで消そうとしないんだろうとか、そんな時間をかけなくてもすぐに消せるのに、と思うようになりました。このブログを読んでくださっている方は自分と同じく海や太陽が好きに違いない、自分と同じようにホクロ(やシミ)で悩んでいるに違いない、ということで解決法をシェアしたいと思う次第です。

カソーダ湿布

カソーダとはCastor oil(ヒマシ油)のCaと、bicarbonate soda(重曹、炭酸水素ナトリウム)のsodaをとって命名されたアメリカ発の商品で、現在では日本のネット販売でも簡単に入手できるようになりました。

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カソーダ(ひまし油&重曹) 30g
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これをホクロの上に塗って湿布しておくと、ほくろの黒さがだんだん濃くなって(ホクロが皮膚表面に来ている)かさぶたになり、1〜3週間ほどでホクロごと取れます。

浸透をよくするため塗る前に、爪楊枝等で軽く突いておくことを勧める人もいます。

ヒマシ油は薬局で買えますし、重曹はスーパーで売っていますから自分で調合することもできます。重曹は食品用と清掃用とあり、体内に入るものなので自分は食品売り場に置いてあるのを使用しました。ヒマシ油と重曹を1:1くらいの割合で混ぜ、クリーム状になれば(油が滴らない位になれば)OKです。


湿布はキッチンペーパーとサランラップで充分です。良い具合に肌に張り付いてくれます。2ー3cm四方に切ったサランラップ上により小さく切ったキッチンペーパーを乗せます。これにカソーダを含ませてからホクロ(やシミ)に当てればOKです。数日間同じものを使っても大丈夫なので、低コストという利点もあります。カソーダあるいはヒマシ油を適宜追加すれば良いです。

日中ずっと貼ったままにします。夜寝る時も貼ったままが望ましいです(少しむずむずっとする感覚があれば湿布が効果を発揮している証拠です)。

ただし夜寝ている時にそのままにしていると、必ずと言っていいほどラップが剥がれてしまい、シーツに油がついてしまう難点があります。サランラップの上からマスキングテープ(養生テープ)を貼ってしまうのが手っ取り早いです。


湿布によるこの方法、シミにもよく効きます。ほくろの周りの肌にもカソーダが当たると思いますが、意外と視覚的にシミと認識していなくてもメラニンが沈着している場合があります。これが肌の表面に出てきて肌が黒ずむ場合がありますが、これも瘡蓋(油で濡れた状態ですが)が取れたあと真新しい肌に生まれ変わるの訳なので不都合はないかと思います。言い換えれば、シミ予備軍を芽の内に摘み取ってしまう訳です。

お風呂に入る(シャワーを浴びる、洗顔する)時は湿布を取ってOKです。お風呂から上がって貼り直すときは、サランラップもキッチンペーパーも同じで構わず、カソーダあるいはヒマシ油を追加すると良いでしょう。

1日中そして夜も貼り続けるのでテープが張り付いている部分の肌には酸素が供給されません。時々は外して呼吸させてあげるのも良いかもしれません。乾くと手触りから瘡蓋になっていることが分かると思います。一旦乾いても湿布を再開すればまた濡れた状態になります。

瘡蓋になってから数日後痒さを感じると思います。瘡蓋が剥がれる準備ができている徴しです。ただし油で濡れている状態ですからポロッと自然に落ちることはありません。指を水で濡らして指の腹で優しく瘡蓋を撫でるように擦ると、周囲あるいは表面の瘡蓋が一部剥がれてきます。無理に剥がしてはいけません。肌に残っている油と手につけた水により摩擦なしにスムーズに擦ることができる訳です。

一度に全部が剥がれるとは限りません。無理に引っ張ったり、爪で引っ掻いたり、油や水をつけないガサガサした指で擦って剥がすのは禁物です。一部が剥がれ落ちてもひまし油湿布(カソーダからヒマシ油のみに切り替え)を続けます。翌日も痒みを感じると思うので同じ動作を繰り返します。

シミ(予防軍)の瘡蓋ができた場合、上記のような形で1週間ほどで取れると思いますが、ほくろはまだ残っている可能性があります。なんだほくろには効かないのかと諦めず、ヒマシ油湿布を続けてください。数日でホクロの方も綺麗に取れる筈です。

注意点:
普通の肌が赤くなるようならヒマシ油のみに切り替える。
絆創膏を顔に貼るのはお勧めしない。剥がした後、「糊」が肌に付着しその部分だけ日焼けせず跡が残ってしまうので。
かさぶたは自然に剥がれるまで無理に剥がさない。引っ張って剥がすと色素が残ってしまう。
かさぶたが取れた後は赤ちゃんのような敏感肌になっているので、絶対に直射日光には当てない、日焼け止めを塗る等のケアが必要。

ヒマシ油をホクロに塗って擦る

これは自分で編み出した方法で、多分インターネットを探してもこれを紹介した記事はないと思います。経験者として自信をもって紹介することができます。

ヒマシ油のみをホクロに塗り、1〜2時間ほど、前後あるいは円を描くように指でひたすら擦り続けます。油は適宜追加。摩擦熱で油が肌に浸透しやすくなると思われるので、暖房器具の前で行うと更に効果的かもしれません。これを数日続けると、擦っている内にホクロがポロッと取れます。

またホクロが浮かび上がってきて皮膚の外に出るようになるのをイメージして行います。徐々に黒さが増し、少し浮き上がってくれば効果が出始めている証拠。油を塗って擦り続ければホクロは取れます。取れるかな、と時々爪で軽く引っ掻いても良いですね(強く引っ掻くのはNG)。

僕はこれで3つのホクロを取りました。初めからはっきりした黒いホクロの場合に効果があるようです。薄いホクロは取れませんでした。もっと時間をかければ取れるかもしれませんが。

ヒマシ油は85%以上がリシノール酸という成分でできている特殊な油です。ホクロ・シミ除去の他にも睫毛や髪の栄養補給になります。目を綺麗にするため古代エジプトのクレオパトラも愛用していたようです。

中世ヨーロッパでは「キリストの手」とも呼ばれた程の万能薬で、肌荒れや内臓の調子が悪い等不調がある場合に、ひまし油湿布をするのもありですね(1回だけでなく数日行うのが良い)。アトピーにも効くようです。1本持っておくと重宝します。


暖房器具の前で、肌が温まるようにして擦ると更に効果的です。でも普段は肌を擦ったり、火照った状態で就寝するのは肌に良くありません。余計ほくろやシミを作ってしまうことになります。肌を温めるのはほくろやシミをひまし油で除去する場合だけで、取れた後は、就寝前に顔が火照っていたら冷水で洗顔し、お風呂に入る時も体はゴシゴシ洗っても顔は優しく洗うようにしましょう。

留意点:
機械的に擦っていてもホクロは取れなかったので、上記のようにホクロが浮かび上がってくるのをイメージしながら擦るのが大切なようです。
適宜ヒマシ油を追加し、ヌルヌルした状態で擦ること。

プラズマ・ペンで除去

ペン先からプラズマが放出される機器を使います。プラズマをホクロに照射して焼いてしまうという方法です。肌が焼ける匂いもします。

照射ごとに消毒液を含ませたガーゼで毎回拭き取り、黒い部分がなくなるようにします。照射した部分は数時間後から翌日にかけて赤くなり、その後はかさぶたができます。約1週間ほどでかさぶたが取れ、新しい皮膚が再生しています。


プラズマペンはAmazonで複数店舗が販売していたのですが、2021年には見当たらなくなりました。2023年にはまた販売が再開したようです。入手できる内に購入してしまうと良いかもしれません。

機器には強弱3段階のものと1〜9までの9段階のものがあります。僕は9段階の物を使用しました。普通のホクロには6あるいは5が良いと思います。ボタンを押した状態で、ペンを真上から(斜めでなく直角に)ホクロに近づけていくと、バチバチっと反応します(プラズマがペン先から出ているのも見えます)。

焦げて黒くなった部分を、消毒液を含ませたガーゼで拭き取ります(僕は使い捨てのメガネ拭きを使用…)。黒い部分が残る場合は照射し直しても構いません。拭き取る時は1方向だけでなく、左から右、右から左、手前から先へという具合に方向を変えると良いです。痛みは特にありません。

翌日シャワーを浴びると、日焼けしすぎた時のようなヒリヒリする感じがしますが、その程度です。傷回復を早め同時に紫外線からも守ってくれるクリームを塗れば安心です。外出しないに越したことはありませんが、窓からも普通に紫外線が入ってくるので。日本ではこの「傷回復」「UVケア」が一緒になったクリームが見当たらないようです。その場合は「UVケア」を優先してくださいね。SPF50+と表示された日焼け止めクリーム。


↓こちらの商品(シリコンジェル・シート)、お勧めです。日差しの強い時に長時間外出、クリームだけだと少し不安という場合に、傷回復はもちろんしっかり紫外線もカットしてくれる優れもの。1つ買い揃えておいて良いかもしれません。ハサミで好きな大きさに切って貼れば良し(四角く切ってから四隅を軽く切り落とすだけで不自然さがかなり軽減されますね)。


バチッ、バチッ、と照射する毎に「輪ゴムで弾いた」ような痛みがありますが、これは美容外科で施療を受けても同じですよね。自分で行う方が気持ちの準備ができるという利点があります。少し中断して一息ついてから再開するとか、紫外線を避けて雨続き、曇り続きの週に、よし今週はホクロ除去を行おう、と自分で決めることもできます。

何より費用面でお得ですよね。美容外科だとホクロ1つにつき5500円程かかるのに対し、プラズマペンなら1回購入してしまえばいくらでも取り放題ですから。

注意点:
照射する前に消毒液を含ませたガーゼでホクロ部分およびペン先を拭く。
真上から照射する。
照射した後はバイ菌が入らないようケア(傷回復が早まるクリームを塗る、あるいはシリコンジェル・シートを貼る)。
特にかさぶたができる前、および剥がれた後は直射日光を当てないようにするケアが必要(日焼け止めを塗る、あるいはシリコンジェル・シートを使用)。
自己責任で使用。
JISやCE(欧州で採用されている規格)の安全基準をクリアした商品を使用すること。

手っ取り早く綺麗にホクロを除去するには、これが一番です。僕はこれで身体中のホクロ大小含め100個以上取りました。跡も残らず綺麗に取れました。

除去した後、充分な紫外線対策をせずに太陽光を浴びせてしまうと再発してしまいます。
その場合は、時間をおいて照射しなおすことになります。

胸やお腹は服に隠れているのでいつでもできますね。顔や首筋など周囲から見える部位は仕事を1週間休んで行えばいいかもしれません。紫外線にはくれぐれも用心してください。

またイボにも効果があります。首筋や脇にできる小さいイボも真上から照射してすぐに消せます。照射した後消毒液を含ませたガーゼで拭き取るだけです。

シミも消せます。僕は強度5にして取りました。照射した後きちんとキッチンペーパーないしガーゼで拭き取ります。拭き取った後も照射してみて、バチバチッと反応するようなら照射を続け、毎回拭き取ります。その後絶対に日光に当てないようにするのも同じです。


まとめ

カソーダ湿布、ヒマシ油を擦りつける方法、プラズマ・ペン、全て自分で試して効果があった方法をご紹介しました。

プラズマ・ペンは本当に驚異的でした。こんなに簡単にホクロが消せるなんて思ってもみなかったので。使用後2年経過しましたが、全く問題はなく大満足です。ただしあくまで自己責任で行うことになります(形がいびつ等ほくろかどうか疑問がある場合にはクリニックに相談すると良いでしょう)。