【マルセイユ観光】マルセイユへの行き方と市内交通

2019年12月 武漢ウイルス、通称COVID-19が中国 武漢で発生。
2020年3月17日 フランスでロックダウン(都市封鎖、生活必需品や仕事以外の目的での外出禁止)開始、シェンゲン協定で定められた国境(一部例外を除くヨーロッパ)封鎖。

5月11日 ロックダウン解除 第1段階。100kmまでの外出は自由、これを超える移動は仕事や緊急性を伴う家族都合限定。店は営業を再開、レストラン、カフェは客席での飲食は禁止されたままで、テイクアウトやデリバリーによる販売のみ許可。

6月2日 ロックダウン完全解除。フランス国内の移動、レストラン、カフェでの飲食が可能に。ソーシャル・ディスタンスを確保するため屋内の座席数が減っており、そのためパリでは歩道を隔てた駐車スペースにテーブルを置いてテラスにしているレストランが増加。

その後近隣諸国への移動も自由となり、6月29日現在シェンゲン協定で定められた国境の範囲内で移動が自由になっています。残念ながら日本⇄フランスの移動は互いの国で不可の状態です。店内やメトロ・バス等の交通機関ではマスク着用が義務。

パリからマルセイユへの行き方は飛行機、電車、バスといくつかの方法があります。電車で行くのが最もお勧めですが、とりあえず全ての交通手段について検証していきます。

またマルセイユ到着後の交通手段の利用料金プランについてもまとめてみました。パスを購入するのがお勧めです。

そして、マルセイユ観光に便利なホテルを選定してみました。

1. パリからマルセイユへの行き方

交通手段利用会社出発地料金所要時間特徴
飛行機エール・フランスパリ・オルセー空港往復で約160€約1時間20分
電車フランス国鉄(SNCF)パリ・リヨン駅片道80〜160€約3時間
電車OUIGO(フランス国鉄が提供する格安TGV)パリ・リヨン駅 片道19€〜45€約4時間
バスBlaBlaCar(OuiBusを吸収)ベルシー駅バス・ターミナル(メトロ6番線のBercy駅から徒歩3分)片道15〜60€10〜11時間
バスFlixbusベルシー駅バス・ターミナル片道約30€10〜11時間

1:料金は高いし、マルセイユ空港に着いてから市内行きのバスに乗らなければならない(8€、30〜40分)。
2:マルセイユの地下鉄にすぐ乗り換えられるので便利。
3: 6時12分パリ・リヨン駅発、9時26分マルセイユ着。
  *マルヌ・ラ・ヴァレ(RER A線の終点)やCDG空港発着もあることに留意。
4:夜18時15分ベルシー駅バスターミナル発、翌朝6時30分マルセイユ駅バスターミナル着。便名によっては未だにOuiBusと表示される場合もあり)。
5:01:35-11:30と19:55-05:55の2便。

OuiGo(電車)で行くのが最安で早く行ける方法かと思います。オンライン予約はOUI.sncfのサイトでできます。

注意点1:表中の料金はローシーズンのもので、ハイシーズンには35€〜になりますし、この基準額自体、早めに予約した場合の値段です。2〜3ヶ月前くらいに予約することをお勧めします。

注意点2:Ouigoは標準でキャビン・ケースのみ持ち込み可能で、スーツケースを持って行く場合は片道5€加算する必要があります。

OuiBusは2019年11月初めにBlablaCar社と合併しました。BlablaCarやFlixBusはホテル1泊分浮くので車中泊でも平気で、体力に自信のある人なら検討してみて良いかも。

OUIGOとかOUIBUSとは

このOui(英語で言うYes)が付いたものは、SNCFが低価格サービスとして打ち出したものと理解していたのですが、他のものにも殊更Ouiを付け始めたので、この低価格の意味合いが薄れつつあります。

TGVの性能が格段に向上してきており、従来型と区別するためにinOui(イヌイ、聞いたことがない/驚嘆すべき の意)というTGVの名称が2017年に発表されました。Ouiを含み、ロゴは前から読んでも後ろから読んでもinOuiになります。

またこれに合わせてSNCF系列のオンライン予約システムもSNCF-Voyage.comからOui.SNCF.comに名称変更されました。SNCFもTGVも好イメージでリブランディングする必要はないのに、SNCFの当時の新社長は「必要だった」と言っていました…。

Ouiが付いていたらSNCFがプロデュースしているもの、はいそうですか、と受け止めてあげれば良いかもしれません。

2. 市内の移動、パス購入の勧め

マルセイユ・サンシャルル駅に着いたら…。

まずは駅構内から外へ出て、白亜の大階段やそこから見えるマルセイユの街並みを眺めてみると良いと思います。駅は丘の上にあるので街が一望できます。

一息ついた後は、タクシーか地下鉄でホテルに向かいましょう。

サンシャルル駅からヴィユ・ポール(旧港)までは徒歩で行くこともできますが、駅前のアテネ通りや街の中心カヌビエール通りをスーツケースを持って歩くのは、観光にやって来ました、所持金も貴重品も全部持ち歩いてます、と言っているようなものでお勧めしません。在マルセイユ日本領事館のホームページでも、スリやひったくりが多いこの2つの通りは特に注意するよう呼びかけています(「マルセイユ中心部の特に危険なエリア」)。

サンシャルル駅で地下鉄に乗る

駅構内にタクシー乗り場と地下鉄の場所を示す標識があります。これに従ってエスカレーターで一階降りた正面にタクシー乗り場、更に地下にエスカレーターで降りると地下鉄があります。

タクシーあるいは地下鉄に乗る場合このエスカレーターで降りる

エスカレーターで駅直結の地下鉄まで降り、窓口でメトロ・チケットを購入します。2〜3泊してマルセイユをがっつり観光しようという方は、メトロ・バス・トラム乗り放題のパス Pass XL 72 heures、あるいはCity Passを買うと便利です。

券種 料金 円換算(約) 説明
Carte 1 voyage 1.70€   220円 1時間以内であればメトロ/バス/トラムの乗換え可。バス乗車時に運転手から購入する場合は2€。
Carte 10 voyages 14€ 1820円 同上。1枚のカードに10回分の乗車券がチャージされる。
Pass XL 24 heures 5.20€  680円 最初に使った時点から24時間有効。
Pass XL 72 heures 10.80€ 1400円 最初に使った時点から72時間有効。
City Pass 41€ 5330円 交通の他各種サービスがセットになったもの

XLパスは9回乗ったら元は取れるし、乗り降り自由ですから行動範囲が広がります。City Passはメトロ・バス・トラム乗り放題に加え、ノートルダム寺院行きのプチ・トランやイフ島行きのフェリー、美術館無料ほか 色んな観光サービスがセットになったものです。

City Passもサン・シャルル駅の地下鉄窓口で購入可能です。他にヴィユ・ポール駅の窓口やカヌビエール通りの観光局  Office du Tourismeでも購入可。City passについてはお得かどうか検証してみたので、興味のある方は参考にしてみてください。

サンシャルル駅でタクシーに乗る

スーツケースを持って地下鉄で移動するのはやはり面倒。安全性重視でタクシーで直接ホテルに行くのが一番良いかもしれません。

City Passならヴィユ・ポール界隈の観光局Office de Tourisme(カヌビエール通り、ヴィユ・ポール至近)で買えますし、XLパスならヴィユ・ポール駅の窓口で購入できます。

エスカレーターを降りて正面の扉を出た所がタクシー乗り場

マルセイユに限ったことではありませんが、車の上部にTAXIの表示があること、乗った後はメーターが回っていることを確認すると良いです。最近乗ったタクシーではどう見渡してもメーターが見当たらず、運転手に訊いたらバックミラーにちゃんと表示されていました。結構近代的なタクシーもあるんですね。

チップはメーター料金の5%位渡せば良いですし、荷物は1つにつきいくらと請求されるかもしれません。

サンシャルル駅でUBERに乗る

サンシャルル駅からヴィユ・ポールは地下鉄でたかだか2駅、タクシーに乗っても料金はたかが知れています。でも荷物1つにつきいくらとか、チップをどの位渡すかとか、その時に持ち合わせの小銭がなかったらとか心配であればUBERに乗ってしまうのも手ですね。

エスカレーターとは反対側の出口から出た所が車の送迎場所ですからここまで向かえに来てくれれば移動はスムーズです。

マルセイユでレンタカー

サンシャルル駅にはレンタカー営業所もあります(上記エスカレーターとは反対側の出口)。

観光目的であればメトロ・バス・トラムで全箇所廻れるので、レンタカーを借りる必要はありません

マルセイユの中心を外れると低所得層の人達の居住地域にはまり危ない目に遭う危険性が高まります。また駐車スペースを探さなければならない煩わしさとか、現地の人の運転の荒さに苛立つことも避けられると思います。

トラムに乗った方がのんびり窓外の情景を楽しむことができるので、車は不必要です。

サンシャルル駅界隈に宿を予約している場合はそのまま徒歩で向かえば良いですし、ヴィユ・ポール駅 Vieux Port界隈にホテルを予約している場合は、タクシーやUBER、あるいは地下鉄(1番線も2番線もある)に乗って行きましょう。

ヴィユ・ポールに地下鉄で行く場合、交通機関乗り放題のパスあるいはチケットを窓口で購入し、そのままメトロ1号線(青色)に乗って2駅です。2駅だけですがメトロ利用をお勧めします


3. ホテル

ホテルは旧港周辺にたくさんありますし、マルセイユ観光が目的ならこの界隈に宿を取ることをお勧めします。レストランが豊富にあるし、メトロ・バス・トラムも全て整っています。旧港寄りのカヌビエール通りに観光局があり、ここで地図を入手することができます。

お勧めは港に向かって右側の港に面したホテル。夜は窓から 丘の上のライトアップされたノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院が見えますし、朝は これぞマルセイユ といった感じの港の景色が広がります。後述するプチ・トランの発着場所でもあります。

3-1. 旧港周辺

Résidence du Vieux Port : 4つ星、2名1室 140€〜。朝食は部屋のバルコニー(もちろん港とノートルダム寺院の景色)で取ることもできます。個人的にはここが一番のお勧め。Booking.comには出てこないので、ホテルのウェブサイトで予約することになります(サイトはこちら)。

Hotel Belle Vue : 3つ星、95€〜。バルコニーはないけれど、港側の部屋を取れば上記と同じ美しい景色が見られます。Booking.comでも予約できますが、ホテルのサイトでキャンペーン価格が出ることもあるのでチェックしてもいいかも(サイトはこちら)。

New Hotel Vieux Port:4つ星、95€〜。港向きの部屋やバルコニー付きの部屋あり。メトロ1番線のVieux Port駅やカヌビエール通りに近く便利(サイトはこちら)。

3-2. サン・シャルル駅周辺

マルセイユを拠点に(宿泊)、電車でエクサンプロバンスやカシス、ニーム、モンペリエ等 観光することを考えている場合はサン・シャルル駅周辺のホテルを利用すると便利かもしれません。

東横INN:2018年マルセイユにオープン。68€〜。3つ星ホテルで宿泊客の感想も概ね良好です。日本のホテルだけあって、トイレもウォシュレットが完備されているようです。もちろん日本語も通じますから安心です(サイトはこちら)。


マルセイユでの滞在先はお決まりですか?マルセイユを徹底的に観光するなら旧港(ヴィユ・ポール)周辺、マルセイユを拠点にエクサンプロバンスやアルル、ニームへの日帰り旅行を予定しているならサンシャルル駅周辺が便利です。



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チェックインしてスーツケースを置いたら * 、いよいよ街歩きです。

* 旅慣れた皆さんならご存知と思いますが、チェックインが15時で早く街に着いてしまった場合、予約済みのホテルのフロントでチェックインの時間までスーツケースを預かってもらえます。またチェックアウトが11時で電車の時間まで数時間ある場合、スーツケースをフロントで預かってもらうことができます。