プンタカナからサオナ島へのエクスカーション

1. サオナ島について

サオナ島はイスパニョーラ本島の南東、2kmの距離を隔ててカリブ海に浮かぶ小島。長さ20km、幅5kmで面積は110km2。自然保護地域で人は住んでおらず、船でアクセスします。欧米から大挙してドミニカ共和国でバカンスを過ごしに来る客がエクスカーションを楽しむ人気の島です。

海は透き通ったターコイズ・ブルー、白浜には椰子の木が並ぶ典型的なカリブ海の景色。ホテル前のビーチは何百という滞在客が利用するけれど、ここは数十名のエクスカーション客が数時間滞在するので、海岸がもっと広々と感じられます。

ということで、滞在期間の真ん中5日目にサオナ島へのエクスカーション(1名90ユーロ)に参加しました。


2. ホテル出発

朝8時に迎えに来たバスに乗り込みます。周辺のホテル滞在客を含め参加者は25名くらいでした。

イスパニョーラ島の北東プンタカナから、島を縦断する道を通って島の南バヤイベBayahibeの船着場に向かいます。ドミニカ共和国縦断という訳です。1時間の道中、車窓からはサトウキビ畑やちょっとした街が見られ、ホテル外部も見てみたかったので丁度良かったです。

ガイドはスペイン語、英語、フランス語で、1日のプログラムや国について説明してくれます。チョコレートが特産で日本にも輸出しているとのこと、日本と取引があることを誇らしげに語っているのが何となくおかしかったですね。

3. カタマランでサオナ島へ

いよいよカタマランに乗り込みます。カタマランは2つの船体を甲板で平行につないだ船で、双胴船とも呼ばれます。ここからサオナ島まで1時間たっぷりの道中、船上の中央スペースで現地のダンサーと共に踊ったりビールを飲んだりして、さながらパーティー・クルーズのようです。

サオナ島に近づいてきました。島の周りは鮮やかなターコイズ・ブルーの海が広がっています。

4. サオナ島到着

サオナ島に着くと椰子の木が密集している中を通り抜け反対側のビーチに出ます。ビュッフェが用意されており、わら屋根の下のテーブルで海のそよ風に吹かれながらランチを取ります。バーベキュー・スタンドで魚か肉を焼いてもらい、ライスやパスタ、野菜等自由に取って好きなテーブルで食事。ビールやソフト・ドリンクも飲み放題です。

食後はビーチでの自由時間。ビール片手にデッキチェアで寛いだり、眩いばかりに輝く白砂と青い海で存分に泳いだり。

5. 「天然のプール」

2時間ほど自由時間を過ごした後は船着場に戻り、今度は2つのグループに分かれてモーターボートに分乗。ライフ・ジャケットを着用し、「天然のプール」に向かって高速で進みます。

天然のプールは浅瀬で波もほとんどなく、泳げない人も安心して水に入ることができます。ガイドの説明でヒトデは触ってもいいが、死んでしまうので空中には出さないようにとの注意が。みんな下を向いてヒトデ探しを始めていました。みんな大きな子供みたいに素直ですね(笑)。

腰まで浸かる深さ、水が澄んでいるので海底も難なく見えます。僕も1つヒトデを見つけました。

天然プールに浸かったまま、サービスしてくれるラム酒のコーラ割りを飲んだり、ほろ酔い加減で暖かい日光を感じながら仰向けに水面に浮かんだりして、自由を満喫していました。

太陽が時々雲に隠れるような天候だったのですが、雲から太陽が出るたび、自分が浮かんでいる所までサーッと海の色が明るいターコイズブルーに変わっていくのが快感でした。

6. 再びイスパニョーラ本島へ

40分程ここで費やした後 再びモーターボートに乗り込み帰路につきました。びゅんびゅん飛ばし、行きに1時間かけた距離、バイヤベの船着場まで30分で戻りました。

バスに乗り込み島の北東プンタカナに戻ります。土産屋に立ち寄った後、各ホテルに戻りました。土産屋にはドミニカ共和国の特産シガー(成金がふかすイメージの太いタバコですね)やチョコレートをはじめ、国名やプンタカーナの文字が入ったオブジェ等が売っていましたよ。

7. 全体的な感想

感想としては、遠足気分でいつもと違った1日が過ごせたこと、ホテル前とは一味違う自然保護対象の島のビーチで過ごせたこと、またプンタカナ滞在時のエクカーションとして定番と言われるサオナ島に行けたという一種の達成感(片道3時間半もかけて!)、ちょっとしたクルーズ気分も味わえ、最高の1日でした。

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