顔にできたシミを自宅で取る方法〜1週間で簡単に取れる!

同僚で少し化粧が濃い女性がいて、顔形がいいんだからもっと薄めの化粧で充分なのに、と普段から思っていました。たまたま食事を一緒にとる機会があり、その化粧の濃さの理由が判明。大きくはないけど1つシミがあるのが分かりました。ここだけを隠すと違和感があるから顔全体に少し濃いめの化粧をしているのだろうと思われます。他者としては別にうっすらとシミが見えていてもあまり気にはならないのですが。

自分はホクロが多く試行錯誤の上、自分で全て除去するのに成功しましたが、頬骨近くにある大豆ほどの大きさのシミは消せていませんでした。自分は男性だし、この位は別にいいだろうと思っていましたが、この食事をきっかけに、他人の目にどう映るのかな、消せるものなら消したいなと思うようになりました。

実はホクロを除去するのと同じ方法で除去できることは知っていて2回ほど実践したのですが、カサブタが剥がれた後、新生した肌が現れるかと思ったら少し色は薄まったもののシミと認識できるものが残ってしまいました。この試みをしていることを説明していた友人には、除去ってその程度なのか、と言われ二重にショックを受けてしまいました。

曇天続きの日が予想される週があったので再度トライした所、今度は上手く行ったので、皆さんに方法をシェアしたいと思います。

自分で行うので自己責任で行うことになりますが、専門のクリニックでは費用が高すぎる、あるいは少し気恥ずかしいとか、そもそも簡単に行ける距離にクリニックがない場合におすすめです。クリニックに行く場合もダウンタイムに7〜10日はかかると思うのでかかる時間は同じですね。

カソーダ湿布

カソーダ」を使います。カソーダとはCastor oil(ヒマシ油)のCaと、bicarbonate soda(重曹、炭酸水素ナトリウム)のsodaをとって命名されたアメリカ発の商品で、現在では日本のネット販売でも簡単に入手できるようになりました。これを適量ガーゼに乗せシミに当たるように貼っておく(湿布)と、1週間ほどでシミが肌表面に浮き上がり瘡蓋になって除去することができます。

ヒマシ油と重曹1:1の割合で混ぜる(滴らない位になればOK)だけで自作できますが、どのようなものか知るためにもオリジナルをまず入手すると良いかもしれません。後述するようにひまし油だけに切り替えた方が良い場合もあるので、カソーダとヒマシ油の両方を入手してしまうと良いでしょう。

①カソーダが浸透しやすいよう、まずはシミの部分にデルマローラー(多数の極細の針がついたローラー)をかけます。持っていない場合は爪楊枝等で軽く突いておくと良いでしょう。デルマローラーは使用前にアルコール消毒して(熱湯消毒だとプラスチック部分が溶けてしまうかと思います)、自然乾燥させる必要があります。


②カソーダを1cm四方に切ったキッチンペーパーに載せてシミの部分に貼り付け、充分被るくらいに切ったサランラップを上から被せます。うまい具合に肌に張り付きます。これを1日中つけたままにします。しばらくして軽くヒリヒリした感じがしたら、内部に浸透し効果が出始めている証拠、幸先が良いです。

③夜、就寝時もカソーダ湿布を続けます。絆創膏のガーゼ部分にカソーダを塗って貼る方法もありますが、絆創膏の種類によっては液体を弾くようなガーゼになっているものがあり、それでは充分にひまし油を含ませることができないので不可です。この場合は日中使ったキッチンペーパーをガーゼ部分に重ねた方が良いです。

また絆創膏は空気を通すようにできているのは良いですが、粘着力が強く糊が残ってしまう場合その部分だけ日焼けせず、シミよりひどい状態になってしまいます。日中に使ったキッチンペーパー&サランラップにひまし油を追加して湿布し、その上から粘着力の弱いマスキングテープを貼り付けるという方法もあります。というか僕は就寝時この手を使いました。

④翌朝はこれを外してシャワーを浴び、昨日から使っているキッチンペーパーにカソーダを追加してシミに貼り付け、1日中そのままにしておきます。これを数日繰り返します。

⑤2−3日すると少し黒みが増し目立つようになります。シミの周りの、正常な皮膚だと思っていた部位も少し黒ずむので、大きくなった感じがするかもしれません。皮膚表面にシミが浮き出ている証拠なので良い兆候です。

1週間人と会わない時期があれば良いのですが、残念ながら僕の場合は歯医者の予約が入っており、恥を忍んで診察に行きました(しかもホワイトニングのためで、せっかく歯が白くなっても、こんな目立つシミができちゃって、と多分思われたと思います)。出かける時はもちろん湿布を外し、日焼け止めクリームを塗ります。

この黒くなった部分(シミが濃くなった部分)、乾くとカサカサした感じの瘡蓋になりそうですが、ここで湿布を止めてはいけません。湿布を続行します(前回はこれが瘡蓋になって剥がれ落ちるのだろうと思い湿布を止めて失敗しました)。周りの皮膚が少し赤くなっているのでひまし油だけを追加します。サランラップだと、空気が通らず周りの肌に酸素が浸透しないので、時々は外して空気に触れさせるようにします。

⑥湿布に使っているガーゼ部分で少し黒い部分を軽く擦ってみると(油で湿った状態)、しみの周辺と表面のかけらが少し剥がれます。ペリッと1枚剥がれるのでなく、垢のようなかけらです。でもこれで2分の1あるいは3分の1ほど剥がれ落ち、綺麗な新しい皮膚が再生しています。ガサガサした指で擦るのはダメです。再生した皮膚を擦ると、ダメージでシミが再発生してしまう可能性があるので。

一部のシミが除去できたので、それからは重曹を混ぜずひまし油のみに切り替えます。毎朝 湿布のガーゼ部分(キッチンペーパー)で軽く擦る(「撫でる」と「こすり落とす」の中間くらいの強さ)と残りも全部綺麗になります。繰り返しますが強く擦るのは厳禁です。この点は充分注意しましょう。

アドバイス〜コツと注意点

雨や曇り続きの週になることが予想される時を待って行う。それでも晴れて、しかも外出しなければならない時はしっかり紫外線対策を行いましょう。

瘡蓋は無理に剥がさない。絶対に。瘡蓋は自然に剥がれるのを待つのが鉄則です。でも油で濡れた状態なので自然に剥がれ落ちるということもなさそうなので、油を含んだガーゼ(湿布に使ったものでOK)で優しく撫でるようにすると、少しずつかけらになって取れ、シミの範囲が狭く、あるいは黒みが薄くなります。シミの周りの、正常な皮膚の部分も軽く撫でてみると、古い角質が取れて新鮮な肌が現れます。

③今回で3回目ですが初めてデルマローラーをかけた所、カソーダ湿布をしてその日のうちにヒリヒリした感じがした、つまりカソーダが染み込んだので、持っている場合は湿布前にかけると良いと思います。

④カソーダは塗っただけでは不可。これを染み込ませたガーゼを貼り付けるだけなのも不可。その上からサランラップなど蒸発を防ぐものを被せる必要があります。肌にできるだけ多くのカソーダを浸透させるようにする訳です。

皮膚への酸素供給のため、時々(食事の時間とかシャワーを浴びてから1時間ほど等)湿布を剥がしてあげると良いかもしれません。またシミの周りの正常な皮膚が赤くなった場合は、数時間湿布をしないでおく、再開する時もひまし油のみの湿布に切り替える等にすると良いでしょう。

⑥シミの一部が取れて新しい皮膚が現れたら、カソーダでなくひまし油のみに切り替える。重曹が入っていると新生した皮膚には刺激が強すぎ、これから守ろうとしてシミができてしまう。

⑦就寝時、瞑想して、シミが剥がれ新しい皮膚が現れるのをイメージして眠りにつくと良いです。外側から刺激を与えているにせよ、全ての癒しは内側から来ることを忘れてはいけません。朝方に少し痒く感じたなら良い徴しです。先述したように油を含んだガーゼでシミの縁や上を優しく擦ると剥がれていきます。外側から内側、内側から外側など、方向を変えると良いです。

⑧瘡蓋が取れて現れた皮膚が少し黒ずんでいる場合、効果はこんなものかと諦めず(前回はここで湿布を止め失敗しました)、ひまし油のみの湿布を1−2日続けること。この薄いシミの膜も取れます。

通常なら7−10日で新しく綺麗な皮膚になっている筈です。

皮膚再生に有効な食物(野菜やフルーツ)を取り入れる。僕の場合は昼は納豆、夜はカボチャやニンジンのスープを摂ったりしていました。また睡眠不足やストレスも肌荒れの原因になりますから、良質な睡眠(特に22時〜2時)をとり、ストレスフリーな生活を心がけましょう。

⑩シミ除去後は再発防止のため、就寝前、顔が火照った状態であれば冷水で冷やし保湿クリームを塗って乾燥を防ぐようにしましょう。

終わりに

カソーダ湿布の方法、コツと注意点について見てきました。実際に自分で試して大成功だったので同じようにやれば確実に取れる筈です。

瘡蓋を無理に剥がさないとか、紫外線に充分注意する等は絶対に守らなければいけません。せっかく取れても再発してしまいますから。

一度やって駄目でも再度トライすれば良いです。僕の場合2度やって瘡蓋が取れた後もシミが残ってしまい、3度目にようやく成功しました。瘡蓋ができた後もひまし油湿布を続ける、濡れた状態の瘡蓋を丁寧に撫でて、シミの外縁から古くなった皮膚(シミ)を取り除く等、試行錯誤した上で達成しました。

ひまし油と重曹を取り揃えたら、もう一度ここに書いたことをよく読んでシミ除去を実行してみてください。1週間から10日で取れる筈です。うまく行ったとか、こんな工夫を加えてみたとかありましたら、よろしければコメント欄から経験談をお知らせいただけると嬉しいですし、今後の励みにもなります(サイトには掲載されません)。ホクロもしみもない綺麗な肌を手に入れて、元気に毎日を送りましょう!