【パリ観光】おすすめセーヌ川ランチクルーズ

パリ観光と言えば、ルーブル美術館、オルセー美術館、ノートルダム寺院、凱旋門、シャンゼリゼ大通り、サクレクール寺院、足を伸ばしてヴェルサイユ宮殿。これらに並んでセーヌ川クルーズもマストです。

セーヌ川を中心に発展してきただけあって河から見える建築物の多いこと。ルーブル美術館、オルセー美術館、ノートルダム寺院の外観が見れるし、エッフェル塔は至近で全景が見えるし、自由の女神像も拝めます。これらの眺めがたゆたう河の流れに乗って、次々と現れる訳です。

でもこれに加え船上でフランス料理も堪能できるコースもあるんです。ディナークルーズとなるとある程度正装しなきゃいけないのかなという懸念もあるし、何しろ値段が高めという問題があります。狙い目はランチ・クルーズ。これは高いフランス料理店についても言えますが、ランチだと有名店でもまあ支払えるくらいの値段で食事できますよね。それのクルーズ版みたいなものです。


値段の比較

セーヌ川クルーズと言えばバトー・ムーシュやバトー・パリジャンが有名ですね(バトーは船の意)。Paris City Visionという現地オプショナルツアー専門の会社も扱っているので条件を比較してみたいと思います。HISやヴェルトラはこれらの会社の商品を代理販売している訳なので除外しますね。売値は変わらないので支払方法や予約のし易さ等で決めると良いかもしれません。

以下、3社のセーヌ川ランチクルーズの比較になります。全て全面ガラス張りの船で両岸の建物がしっかり見える構造です。また船着場の現地集合・現地解散です。

催行会社大人(€)小人($)備考
シティ・ヴィジョン422910€追加で飲み物込み。更に10€追加で窓際のテーブル。
バトー・パリジャン793410€追加で船の前方席。
バトー・ムーシュ 6937土日のみ。

シティ・ヴィジョンは良心的価格ですね。このレベルなら参加しようかなという気にもなるというもの。パリでは色々と予算がかかるので。

普通のセーヌ川遊覧クルーズが15€として、食事代は27€、アントレ、メイン、デザートがつくから納得のいく値段設定。満席だったのも頷けます。

それにほとんど欧米のお客さんばかりで、日本人客は周りには見当たらなかったですね。日本人に囲まれたツアーだとちょっとテンションが下がる方なので雰囲気抜群でとても良かったです。

快適なクルーズ

セーヌ川ランチクルーズの船は全面ガラス張りで、空調もほど良く効いており快適そのもの。すれ違う船には炎天下 鈴なりに観光客が乗った船。こちらは快適さに加え、船窓に現れては消える歴史的建造物を眺めながら、テーブルクロスのかかったテーブルでゆったりフランス料理を堪能。

セーヌ川クルーズ船から見るポン・ヌフ
クルーズ船から見るポン・ヌフ

これは現存するパリ最古の橋。木造のものは全部 丈夫な石造りに代替されていったのでしょうね。ポン・ヌフは直訳すると「新橋」。

↓ 窓越しでもモニュメントがクリアに見えます。

セーヌ川クルーズ船から見るポン・デザール
セーヌ川クルーズ船から見るポン・デザール
セーヌ川クルーズ船から見るオルセー美術館
セーヌ川クルーズ船から見るオルセー美術館
セーヌ川クルーズ船から見る国会議事堂
セーヌ川クルーズ船から見る国会議事堂
セーヌ川クルーズ船から見るアレクサンドル3世橋
セーヌ川遊覧船から見るアレクサンドル3世橋
セーヌ川クルーズ船から見るエッフェル塔
セーヌ川クルーズ船から見るエッフェル塔

↑ エッフェル塔の麓からだと全景を撮ろうとすると急角度になってしまうし、対岸の撮影スポットからだと全容は撮れるけど小さくなってしまう。セーヌ川のクルーズ船から見るエッフェル塔が一番その威容と美を感じられると思いました。

セーヌ川クルーズ船から見る自由の女神
セーヌ川クルーズ船から見る自由の女神

この辺りが折り返し地点になります。僕のテーブルは左舷に位置していたので左岸ばかりを見ていました。ここからは右岸を見ることになります。

セーヌ川クルーズ船から見るラジオ・フランス
セーヌ川クルーズ船から見るラジオ・フランス

↑ ラジオ・フランスはNHKラジオに相当。質の高い交響楽団を揃えています。

セーヌ川クルーズ船から見るオベリスク
セーヌ川クルーズ船から見るオベリスク

オベリスクの建つコンコルド広場あたりまで戻ってきました。

セーヌ川クルーズ船から見るノートルダム大聖堂
セーヌ川クルーズ船から見るノートルダム大聖堂

↑ ノートルダム大聖堂が見えてきました。

2019年5月火災後 修復中のノートルダム大聖堂
2019年5月火災後 修復中のノートルダム大聖堂

↑ 横から見たノートルダム大聖堂。足組が組まれ修復が始まっています。早く復旧しますように。

これでもかっていう位どんどん建築物が登場します。本当に見飽きないです。1時間半たっぷり優雅な時間を過ごさせてもらいました。

食事の内容

セーヌ川ランチクルーズでは食事の方も満喫できました。アントレはスモークサーモンか、4品の盛り合わせAssortiment で後者を選びました。こんな感じです↓。サーモンや貝柱、アーティチョークやナスなどが程よく調合されています。

窓際のテーブルでは1名は進行方向に向かって座り、もう1名は景色を正面から見られるよう窓に面して座ります。別料金の飲み物は白ワインと炭酸入りミネラルウォーターを注文。

メインは鶏肉、牛肉、魚、ベジタリアンの選択肢があり、僕は魚を選びました。 白身の魚にはアーティチョークや人参が添えられており、甲殻類のソースが和えてあり美味しく頂きました↓。

移り変わるパリの景色を眺めながらのランチは格別です。

デザートはクリーム・ケーキ、チョコレート・ケーキ、フルーツサラダ、チョコレートムースの中1品を選びます。僕はチョコレートムースを選びました。イチゴとラズベリーが周りにあしらわれアプリコット・ソースがかかっています。さりげなく金箔が乗せられています↓。

料理名はChocolate dome, ring of strawberries and raspberries, apricot coulis(チョコレートのドーム、イチゴとラズベリーの輪、アプリコット・ソース)です。

補足情報

  • 服装はラフでも良いです。商品案内の写真を見ると白いテーブルクロスがかかっておりそれなりの格好をして行った方が良いのかと思ったのですが、大多数の欧米人男性は短パン、ポロシャツかシャツといった装いでした。靴はスニーカーやスポーツ・サンダルでした。ジャケットやネクタイは不要。女性はこれを少しオシャレにした程度といった感じですね。
    でも日本人としては小綺麗な格好をした方が良いかも。真夏でもズボンを履いて行きました。
  • トイレは船内後方にあります。
  • 出発の30分ほど前に発着場所、ソルフェリノ港(オルセー美術館のすぐ側)で待機すると良いでしょう。
  • 夏季は満席になるので、旅程が決まり次第インターネットで予約するのが良いでしょう。E-mailでヴァウチャー(予約確認書)が送られてくるので印刷して当日提示すればOKです。
  • チーズ(6€)やグラスワイン(8€)、ミネラルウォーター(9€)、コーヒー(3.5€)等 追加料金はクルーズの最後に行います。港に近づく頃にウェイターが勘定書を持って来るので現金またはカードで支払います。

シティ・ヴィジョンのセーヌ川ランチクルーズ、とても満足の行くものでした。パリ観光でおすすめです。


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