マルセイユ旅行、お土産5選

快適な気候で、海やマルセイユ観光を満喫した後は、日本に持ち帰るお土産を買いに行くと思います。知人・友人へのお土産だけでなく、旅の思い出としての自分へのお土産も買いますよね。英語でもフランス語でもイタリア語でも、お土産はフランス語源のSouvenirと言いますが、これは元々「思い出」という意味ですね。

せっかくならマルセイユらしいもの、フランスらしいものを買って帰りたいもの。ということでアイディアとして参考になるかと思い、いくつかリストアップしてみました。

1. ノアイユ・コーヒー

ノアイユ本店で買ったコーヒー粉

フランスに来たからにはカフェでコーヒーを飲みますよね? マルセイユでカフェと言えば老舗のノアイユ・カフェ。1927年創業です。地下鉄ノアイユ駅から旧港に向かってカヌビエール通りを降っていった左手にありますね。

カヌビエール通りのノアイユ本店

入って左側が実際にコーヒーを飲めるカウンター席、右側がコーヒー豆を売っている販売スペースになっています。

IllyやLavazzaなどよく知られたコーヒーも美味しいですが、商業化されていない、この土地でこそ飲めるコーヒーも味わい深いです。

ドリップ、フレンチプレスを使ってコーヒーを入れる場合、自分で豆を挽いて粉にする人もいれば、挽いた後のコーヒー粉mouluを買う人もいます。入れ方の違いによって買うコーヒー粉の種類も変わってきますね(フレンチプレスなら粗挽き、エスプレッソマシンなら細挽き等)。Nespressoなどのコーヒーマシンを使う人はカプセルが必要になります。それぞれに対応したコーヒー粉を購入することができます。

販売カウンターに行く種類かの豆が並んでいますが、どれを選べばいいかは分からないですよね。初めての人は強いcorséのが好きとか、あっさりした軽いlégerまたは柔らかいdoux)のが好きとか伝えると、好みに合ったものを提案してくれる筈です。グリップエスプレッソマシーン(イタリア式、手動または電動)では細かく挽いた粉を使いますし、フレンチプレスでは粗めの粉にするので、使っている器具を聞かれると思います。I use French press(フレンチプレスを使っています)等と答えれば良いです。

Nespressoもだいぶ普及しているようで、このような老舗でもカプセルになったものを購入することができます。好みの強さはNespressoと同じ10段階で表されています。

自分で豆を挽く人は焙煎済みの豆を購入。コーヒーを焙煎するのが元々の操業目的だった店 (焙煎する職人という意味のTorrefacteur artisanという立ち位置) なので、焙煎前の豆は販売していないと思います。

ということで、焙煎した豆grain(グレン)と挽いた豆moulu(ムリュ)のどちらか、強めのものcorsé(コルセ)か弱めのものPas trop corsé(パ・トロ・コルセ)かを決めておけば、スムーズに注文できると思います。

好みが分かっているいる人はそれを伝えて購入することができますが、それ程でもない人は種類が多くて迷ってしまいますよね。Noaille N°5という商品が気になります。名称から推察するにこのお店独自ブレンドなんだと思います。

2.(フランス式)バインダーとフォルダ

これはマルセイユに限らずフランスの文房具店で購入可能なバインダーです。

文房具が好きな日本人多いですよね。ヨーロッパに来たんだからさぞおしゃれな文房具がたくさんあるだろう、と思いきや、文房具店自体少ないんですよね…。Fnac(CD・DVDや本を販売するチェーン店)とかの一隅に普通の文房具が置いてあるだけだったり。Office Dépotなら文房具専門店なので、それなりに品揃えもあり、中にはおしゃれなものもあるかもしれません。

フランス国内に50店舗を擁するRougier&Plé(ルジエ・エ・プレ)という文房具店があり、マルセイユにもブーシュ・デュ・ローヌ県県庁の近くにあります (3 Place Félix Baret 13006 Marseille)。特におしゃれな文房具を置いているわけではありませんが、美術家の人も行くようなお店です(銀座の伊藤屋ではなく、新宿の世界堂に近い感じ?)

Rougier&Pléへの行き方

お土産としてお勧めなのが、こちらのバインダー。色とりどりなのは可愛いですが、そのほかには両扉を繋ぐ異常に長いリボン、それを収める器具も付いていない、なんかそっけない商品です。中途半端だなぁと思う人もいるかも。

特色は何と言ってもマチを存分に広げられること。長いリボンはそのため。どんどん書類が増えていくファイルを使う場合は、自在に厚くできるこのバインダーが大活躍します。フランスの弁護士事務所なんかで本当によく使われていますよ。

たっぷり余裕のあるマチ(とリボン)

日本では穴を開けてバインダーに綴じるファイル方式が主流かと思いますが、大事な書類に穴が開いてしまいますし、それを開ける手間もありますよね。フランスにもその方式の綴じ方は存在しますが、もう1つのやり方がフォルダ方式。パソコンでファイルをオーガナイズする時に無意識にやっていると思いますが、それのアナログ版と考えればいいかもしれません。

大フォルダ Chemise(シュミーズ。服の「シャツ」の意でもある。書類を裸でなくシャツを着せるわけですね!)という硬めの紙(A3より若干大きい紙を2つ折りにしたもの)に書類を挟んでいきます(どんどん上に載せていく)。A4の紙を挟んで行ってもはみ出すことなく収まります。赤とか黄色、緑などがあり、見分けやすいですし、紙素材なので表紙にタイトルを書き入れやすいですね。

書類が増えてくると、小区分を設けた方が書類を探しやすくなります。この場合は、小フォルダ Sous-chemise(肌着くらいの意。シャツの下に着せるわけですね)という、先のChemiseより柔らかい紙でできた紙(やはりA3より若干大きいものを2つ折りにしたもの)に区分してファイルします。

Chemise自体がそれ自体で一件の書類dossierともなりうるのですが、いくつかのChemiseを更に1括りにして、今回紹介したバインダーに入れて一件書類dossierとすることも可能になります。

紙(ファイル) → 小フォルダ Sous~chemise → 大フォルダ Chemise → バインダー という順にファイルする訳ですね。

このフランス式バインダー、先述したように弁護士事務所が大量にコンスタントに購入してくれるお陰か、値段は高くありません。1つ3€以内で買えたと思います。その売り場に大フォルダ(通常15枚セット)や小フォルダ(通常30枚セット)もあれば合わせて購入すると良いでしょう。この2点がない場合は普通の大型スーパー(MonoprixとかCarrefour、Casino)の文具売り場で見つかると思いますよ。

3. メゾン・エンペラーMaison Emperor

メゾン・エンペラー

これは物ではなくお店の名前です。地階(日本式で言う1階)はキッチン関係や家のメンテナンス関連(フックだとか電球だとか諸々)が売られている、一見普通のお店なのですが、1階(日式2階)に上がると、ひと昔使われていたような物がたくさんあり、なぜか懐かしい感じのする雑貨屋さんになっています。

1827年(!)創業の家族経営のお店です。老舗ですね。新し物好きのフランス人とは反対に昔ながらの雰囲気を大事にする心意気が感じられます。一度足を運ぶ価値は充分にあると思います。

地階のキッチン関係の方もなかなか面白いものが見つかるかもしれませんよ。鍋などの調理器具は重いし嵩張るので日本に持って帰るのは難しいかもしれませんが、エプロンや小さな調理器具くらいなら持ち運びできそうです。僕はMaison Emperorのロゴ入りエプロンを買って愛用しています。

昔使われていたような、藁でできた買い物かごとか、壁に引っ掛けるように麻紐のついた石鹸(レモンの形状で、香りもレモン)、ゴム製湯たんぽとか、本当に雑多なものがいっぱい。雑貨屋というものの典型みたいなものかな。店内は写真撮影が禁止されているので写真を載せることができず…。

住所は 4 Rue des Récolettes 13001 Marseille。カヌビエール通りを登っていき、トラムが通っている道を右折。スーパー、モノプリが目印。1ブロック進んでから左の道に入ると見えます。

メゾン・エンペラーへの行き方

4. 土産屋

ありきたりですが、マルセイユ関連のお土産が集まっているお土産屋さんに行くのもありですね。

MARSEILLEと記載されたビーチ用バッグ、玄関先に置いておく鍵受け(フランスではズボンの前ポケットに入れるような鍵や小銭を帰宅したらここに乗せておく人が多い。四角形のお皿)、小袋に入ったラベンダー、マルセイユ石鹸、手頃なお土産が見つかります。

旧港に面して教会がありますが、その脇に1軒ありますし、その裏手、ギャラリーラファイエットの前にも1つあります(Marseille in the Boxというお店)。もう1つはキオスクですが、1860Le Palaisというレストランの前にある売店もちょっと覗いてみると良いかもしれません。

5. フレンチ・プレス

またコーヒー関連になりますが、フレンチ・プレスもフランス帰りの自分用お土産に良いのでは。フランス発祥のBodum(ボダム)製のものが知名度が高く、日本でも普通に入手可能ですね。また日本のメーカーからもなかなかセンスの良いものが売り出されているようですが。

エスプレッソやグリッドコーヒーのように水が1回だけ粉を通るのではなく、コーヒー粉をお湯に溶かしかき混ぜた上で、上部のバーを降ろしていくことにより、その先についたフィルターが粉を押し下げ、液体となったコーヒーだけが上に残る仕組みです。コーヒー豆の成分を思い切り液体に搾り取った感じがします、よね。

細かく挽いたコーヒー豆だとフィルターを通過して、かなり濃厚な味になり、トルココーヒーのように、飲み終わったカップの底に粉が残るようなことも。そのような形で飲むのを好むフランス人もいますが、フレンチプレスを使う場合粗挽きか、細挽きとの中間、中挽きを使うのが一般的です。

自分用のお土産に良いかもしれません。デパート、ギャラリーラファイエットの食器売り場、あるいはコーヒー店ノアイユ等で購入可能です。

あとがき

如何でしたか?

滞在中いろんなお店に足を運び、その都度買い物をしているとは思いますが、お土産で何をどこで買えばいいか迷う人も結構いるようです。そんな方達のため少しでも参考になれば嬉しい限りです。

マルセイユ、フランスならではのお土産、あるいはそのような物が見つかりそうな場所を紹介してみました。

余談

服だとフランスのダウンジャケットなんかもお勧めです。スクーターに乗った人のロゴで有名なJOTT (Just over the top、軽いもので165€)は元々マルセイユ発祥です。テラス・デュ・ポール最上階に直営店が入っています。このブランド、パリのマレ地区にも店舗ができてパリでも見かけることが多くなってきました。

フランスのものだと他に高品質なPyrenexもありますね。日本でも人気急上昇中です。マルセイユに直営店はなく、エクサンプロヴァンスに行かなければなりませんが。マルセイユのサン・シャルル駅からバスが出ています。1時間に何本も出ているので、当日駅の窓口で切符を買って簡単に日帰りで行くことができます。

日本では羽毛がたっぷり入っていてもこもこしたダウンジャケットをよく見かけますが、これは5度以下の寒い季節向けです。冬しか着れませんね。それよりもっと薄手のスマートなものがあり、これは5−15度の気温に最適、つまり春、秋に着れるので重宝します。持ってない場合はJOTTかPyrenexのダウンジャケット、自分用のお土産として一着買っておくと良いかもしれません。

35歳〜60歳くらいなら、男性も女性もフードなし、襟を立てて着るタイプのダウンジャケットがお勧めです。PyrenexでメンズならMaucoというモデル。このブランド発祥のサン・セベSt Severで生産、つまり100%フランス製です。価格はフランス現地だと280ユーロ(1ユーロ=145円換算で4万円位)。シルエットもすっきりしてスマートに見えます。