【レンタカーでサルデーニャ観光】予約方法から走行速度、駐車や給油方法など役立ち情報

サルデーニャ島でいろんな町や遺跡、ビーチを自由に廻るにはレンタカーを借りるのがベストです。

もちろん1箇所に滞在してその街と周辺を観光するのであれば、公共バスで移動することもできます。この場合は車をレンタルする必要はありません。バスの本数は限られていますから、事前にインターネットで発着時刻を確認する必要があります。

ここではレンタカーでサルデーニャを周遊する場合に役立つ情報を記載したいと思います。

1. 予約・レンタル開始・返却の方法

1-1. 出発前に予約する

サルデーニャをレンタカーで周遊する場合、空港でレンタルし空港で返却するのが一般的です。

前もって予約するとレンタル料金を低く抑えることができるため、旅行の日程が決まり次第、インターネットで(あるいは代理店で)予約しておくと良いです。 到着する空港で営業しているレンタカー会社を調べ、そのサイトで車種を選び契約してしまいます。例えばOlbia airport rentalcarというように検索すればすぐに見つかります。

山道など道幅が狭い場合があるのと、駐車しやすさの観点からなるべく小型車を選ぶと良いです。もちろんスーツケースの大きさと個数も考慮に入れる必要がありますが。

1-2. レンタル開始

サルデーニャに到着、空港で荷物を引き取ってゲートを出た後、Rentcarの標識に従って進むと複数のレンタカー会社の営業カウンターが並んでいる場所に着きます。予約したレンタカー会社のカウンターで契約書への署名、支払いを行ったら、駐車場に出て車の外装確認を行ってから鍵を受け取るのは日本と同様です。英語で対応してくれます。

小型車を予約したのに、中型車を提案されることが往々にしてあります。追加料金なしで。小型車が全部出払ってしまい物理的にどうしようもないので、受けるしかありませんね。

カウンターでは追加保険への加入を勧められることが多いようです。クレジットカードの付帯保険でカバーされる場合でも一旦自分で支払い、カード保険で返金を受けるまでにかなり時間がかかる、当社の保険に入ればこの一時的負担をしなくて済むし、免責の金額も〜€で済むといった内容の提案です。

1-3. 車の返却

サルデーニャ観光を終えレンタカーを返却する時は、空港に近づくにつれCar Returnの標識が現れるので、そこに向かって行けば各レンタカー返却のための駐車場に着きます。ガソリンを満タンにして返却するのは日本と同様です。不足している場合はレンタカー会社が設定する少々割高のガソリン代を請求されます。

借りた時点で満タンになっていないことがあります。レンタカー駐車場を出る前に気づいた場合はUターンしてレンタカー会社の担当者にその旨記録してもらえばいいし、既に空港を離れてしまってから気がついた場合はすぐにレンタカー会社に連絡すると良いです。メーターの写真を撮っておくと良いかもしれません。返却時に同じ量のガソリンが入っていればOKという対応になるかと思います。

2. 走行の規則について

2-1. 走行速度

制限速度を示す標識はあまり建っていないので、規則を知っておく必要があります。一般的に市内は時速50km、市外 時速90km、国道 時速110km、高速道路は 時速130kmです。

あるガイドブックにはイタリアでは時速90kmが制限速度であると記載してあったので、他の車がどの速度で走行しているのかも参考にしても良いかもしれません。でも現地人はスピード監視カメラの場所を把握しており(ナビによってはカメラ設置場所に近づくとアラートが表示されるものもあり)、カメラのない場所ではスピード違反しまくりということもあることは認識しておいて良いかと思います。

インターチェンジで合流する手前やカーブの手前など特別な箇所では制限速度の標識が建っています。雨天時には上記から20引いた数値が制限速度になります(国道時速90km、高速110km)。

2-2. 車両通行禁止区域 ZTL (Zona Traffico Limitato)

ほとんどの旧市街は配達以外の車は通行禁止のことが多いようです。手前に通行禁止の標識がありますから留意する必要があります。遵守しないと設置カメラにより車のナンバーが撮影され、後日罰金請求が届く仕組みになっています。

レンタカーの場合は、レンタカー会社に請求が行われ、レンタカー会社から借主に追加請求されることになります。スピード違反等についても同様です。

2-3. ナビ

レンタカーにカーナビが付いていない場合も多いし、使い勝手の良さからスマホのナビを使用できる環境にしておくことをお勧めします。現地でインターネット2GBほど使えるSIMを入手。送風口にスマホを固定する器具シガーソケットに差し込むタイプのUSB充電器を持って行って重宝したことも追記しておきます。

この送風口にスマホを固定するタイプについて注意点が1つ。スマホは冷やしすぎると充電がストップしてしまうことがあります。そうならないよう、スマホを固定している送風口の風量を半ばあるいは完全に閉じてしまうと良いです。

3. 給油の方法

ガソリン・スタンドStazione di servizioは12:30 〜 15:30と日曜日、閉まっていることが多いです。

有人式でスタンドの人が給油から精算まで行っている所と、これを自分で行う無人式の所があります。利便性と安全をとって若干割高な有人式 Servitoの所を探すのも良いですし、無人式 Selfで安さを取るのも良し、それぞれの優先順位に従って選ぶことになります。

ただ有人式のスタンドが至る所にある訳でもなく、閉まっている日や時間帯の利用も考えられるので、セルフサービスを利用しなければならない場合に備え、無人式スタンドの利用方法を簡単に説明しておこうと思います。機械は統一されているとは言いがたく場所によって画面が異なっていますが、以下の基本操作を押さえておけば充分対応できると思います。

3-1. 無人式スタンドの利用方法

有人式、無人式が混在する給油所の場合、Selfと表示されたレーンが無人式です。

車の給油口の位置(右か左か)とガソリンの種類(ガソリンかディーゼルか)を把握しておきます。ガソリンの種類は車の給油口の蓋の裏に記載されている筈です。

給油機はもちろんレーンごとにありますが、精算機は1台しかないことが多いです。流れは以下の通りです。

  • 給油口の位置に合わせ、給油しやすいレーンに駐車、レーン番号を確認。
  • 精算機で給油したい分の金額を入れて、画面上で給油機のレーン番号を指定。
  • 給油機の所に行き、給油を始める。

以下、詳述します。

精算機はクレジットカードか現金による前払いです。外国のカードは使用不可の場合もあります。現金は紙幣のみ(5、10、20、50ユーロ札)で、Banconote(=紙幣)と表記された差込口に挿入します。

クレジットカードあるいは現金を入れると金額がスクリーンに表示されます。次にどのレーンを使うかをボタンで指定します。4レーンのうち1番目に車を停めたのであれば1と押します。

給油機の所に行ってノズルを給油口に差し込んで(ガソリンの種類を間違えないように)、給油を開始します。入れた現金分の供給がなされた時点で給油は自動的に停止します。以下の動画でイメージが掴めるかもしれません。

3-2. 無人式スタンドで手間取り取引中止になってしまった場合

支払ってから給油開始まで手間取って一定時間が過ぎると、取引が中止になってしまうことがあるので注意。その場合CREDITと書かれたレシートが精算機から出てくるので、これをスタンドの店に持って行って現金化することで返金が得られます。下の動画では6分経つと取引中止になってしまう例が説明されています。

またこの動画のように、レシートに書かれている番号を精算機画面に入力して給油を再開できる機械もあるようです。この動画での精算機では、画面上でRimborsa(普通は払戻しという意味ですがここではクレジット使用を意味するらしい)のボタンを押し、レシートに書かれた番号を押してからYes(緑色)を押すと給油が再開されると説明されています。

3-3. ガソリンCarburantiの種類 について

基本的にはレギュラーディーゼルの2種類で日本でもイタリアでも同様ですが、呼称が両言語ともに複数あって少々ややこしいので、下のような対応表にしてみました。

日本
イタリア
標識の色
レギュラー、ガソリン、無鉛ガソリンBenzina、Super、Senza Plombo
ハイオク、プレミアム・ガソリンSuper+
ディーゼル、軽油Diesel、Gasolino
Diesel+

GasolinoはガソリンでなくDieselを意味することに注意。日本でガソリンと言えばレギュラーですが。

レギュラーかディーゼルかは車の給油口の蓋の裏面に明記されていますから、レンタルした時にガソリンの種類、ついでに給油口が右と左のどちらにあるかを確認しておくと良いです。

ディーゼルエンジンにガソリンを給油した場合、走行を続けることはできても馬力が落ち、噴射ノズルが故障する場合もあります。反対にガソリンエンジンにディーゼルを給油した場合、残っていたガソリンの量にもよりますが、不完全燃焼によりエンジンが止まってしまうようです。

日本でもイタリアでも誤給油をしないよう注意が必要ですね。

4. 駐車に関する規則

規則を遵守しないと罰金支払いが発生したり、最悪レッカー車に持って行かれる可能性があるので、この項目は特に注意して読むと良いかと思います。

4-1. 駐車スペース(白枠、青枠、オレンジ色の枠)

青地に白抜きでPと書かれた標識🅿️が駐車スペースの目印です。駐車場や路上の有料駐車スペースにこの標識が立っています。

路上駐車の場合、白枠は無料、青枠は時間帯により有料です。白枠で空いているスペースを探し空きスペースが見つからない場合に上記駐車場か路上の青枠部分に停めるスタイルになるかと思います。路上でなく駐車場内でも白枠と青枠がある場合があるので、無料の白枠内に駐車すると良いでしょう。

オレンジ色の枠は障害者等特別な車両のみ許可されている駐車スペースなので駐車禁止と思って良いです。

4-2. 駐車時間&パーキング・メーター

有料の場合パーキングメーターがが近くにある筈なので、その駐車スペースの規則をよく読んで必要な時間分クレジットカードか現金で精算、印字された精算票を車のダッシュボード上に見やすいように置きます(駐車場、路上とも)。有料期間、料金に関する規則は駐車場によりまちまちです。

ビーチの手前の路上では6月から8月までのみ有料であったり(ということは例えば9月の利用であれば無料)、9時〜13時30分&16時〜20時は有料となっていたりします。標識の下に説明が記載されてあるので必ず読みましょう。また1時間ないし30分の利用料金も場所により異なります。

イタリア語の月の名は英語と似ているので想像がつきます。曜日は惑星の名とほぼ一致しているので連想できるかと思います(martedì – mars(火星) – 火曜、mercoledì – mercury(水性)- 水曜、giovedì – jupiter(木星)- 木曜、venerdì – venus(金星)- 金曜)。日曜がdomenica、月曜がlunedìであることだけ覚えておけば良いでしょう。平日はFeriale、祝日はfestivoです。

パーキングメーターによっては車のナンバーを入力しなければならないものもあるので、レンタカーのキーホルダーに記載がない場合は、スマホでナンバープレートの写真を撮っておくなり、メモを取っておいた方が良いかもしれません。

4-3. 時刻盤 Disco orario

写真の例のように時刻盤のイメージがある場合は必ず時刻盤 disco orario(後述)を駐車開始時刻にセットしてください。「30分」とあるのは無料で停車できる時間です。その下の交差したトンカチの絵は労働する日、すなわち平日(土曜含む)を示します。

この標識を読み解くと、平日Feriale(月曜〜土曜)の9時〜13時、16時〜20時は基本的に有料、ただし30分までは無料、その場合 駐車開始時刻を時刻版で示すこと、という意味です。駐車スペースを示すラインが白であれば無料ですし、青であれば近くのパーキングメーターで料金を支払います。

例えば13時〜16時であれば30分超駐車しても問題ありません。また日曜domenica、祝日festivoは終日無料です。

右が時刻盤disc orarioのイメージです。厚めの紙でできており、上部のギザギザを回して到着時刻を表示するようになっています。レンタルした車のフロントガラスに貼ってあると思います。万一ない場合はバール(カフェ)で3ユーロ程で売っているので購入すると良いです。

1957年にパリで最初に導入されたものを原型として、1979年にEU交通大臣の合議により右のような到着時刻のみを表示する欧州基準が設定されました。1981年にドイツでこの形式が採用されたのを皮切りに、欧州各国に広まりまった経緯があります。

白枠の駐車スペース、1時間の制約つき

↑せっかく白枠の駐車スペース(無料)が見つかっても、時刻版で開始時刻が示せなければ駐車できません。

5. レンタカー費用

レンタル費用も6−9月のハイシーズンとそれ以外では全く異なります。ハイシーズンであれば1日40〜50€は当たり前で、10月には1日5€の場合もあります。またぎりぎりに予約すると高くなります。

僕が借りた時は9月初めの16日間で、レンタル代は追加保険を賭けて459€でした(1日あたり29€弱)。象さんマークのLOCAUTOのレンタカー会社で、インターネットではあまり芳しくないコメントが見られるようですが、オルビア空港の営業所に関しては車種・状態も対応も他のレンタカー会社と遜色はありませんでした。

ガソリン代に関しては、この16日間で島を全体的に廻り、何度か給油し全部で150€ほどかかりました。ご参考まで…

道の状態は極めて良好、にもかかわらずサルデーニャには1つも料金所がありません。観光収入で充分まかなえているのかもしれませんね。

あとがき

如何でしたか? イタリア独特のシステムもあって分かりにくい部分もあったかと思います。サルデーニャ島の魅力を堪能するにはレンタカーが一番。規則やシステムを理解し、サルデーニャでレンタカーを借りる上での心理的なバリアが少しでも軽減されれば幸いです。


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